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アニー・ホール Annie Hall (1977年)
(英語の台詞)
I can't go into a movie that's already started, because I'm anal.
(台詞の日本語訳)
途中から映画は見れないよ。ぼくは潔癖症なんだから。
ウッディ・アレンが脚本、主演、監督している『アニー・ホール』は、ニューヨークを主な舞台にした傑作コメディ。こだわりの多いユダヤ人の中年コメディアン、アルビン(ウディ・アレン)と、チャーミングなクラブ歌手アニー(ダイアン・キートン)の出会いから別れを、コミカルかつロマンティックに描く。台詞は、ジューイッシュふうの自嘲と風刺、ウィットにあふれるジョークでいっぱい。
セラピーが日常生活の一部になっている神経症的なニューヨーカーの姿、ニューヨークとロサンジェルスの文化の違い、ユダヤ人家族とワスプの家族のコミュニケーション・スタイルの違いなども描かれている。
撮影時には、アレンは俳優にまったく演技指導をしないそうだが、ちょっと風変わりな可愛さが魅力のダイアン・キートンはもちろんのこと、アニー・ホールの、パラノイアっぽい弟役を演じるクリストファー・ウォーケン、主人公のちょっと変わった元ガールフレンドを演じるキャロル・ケインやシェリー・デュバルなど、他の出演者たちも持ち味がうまく出てとてもユニーク。
紹介した台詞は、この作品の冒頭、アルビンが映画館の前でアニーに言うことば。いっしょに映画を見るはずだったが、既に映画の上映は始まっていた。「見過ごしたのはほんの数分じゃないの」というアニーに対し、「映画は途中からは絶対に見ない」というアルビンのこだわりを表わしている。”anal”は、「肛門の」という意味が一般的だが、人を形容する場合には「異常にこだわる」「潔癖」「うるさい」という意味になる。ネガティブな意味合いが含まれている。
予告編へのリンク
I can't go into a movie that's already started, because I'm anal.
(台詞の日本語訳)
途中から映画は見れないよ。ぼくは潔癖症なんだから。
ウッディ・アレンが脚本、主演、監督している『アニー・ホール』は、ニューヨークを主な舞台にした傑作コメディ。こだわりの多いユダヤ人の中年コメディアン、アルビン(ウディ・アレン)と、チャーミングなクラブ歌手アニー(ダイアン・キートン)の出会いから別れを、コミカルかつロマンティックに描く。台詞は、ジューイッシュふうの自嘲と風刺、ウィットにあふれるジョークでいっぱい。
セラピーが日常生活の一部になっている神経症的なニューヨーカーの姿、ニューヨークとロサンジェルスの文化の違い、ユダヤ人家族とワスプの家族のコミュニケーション・スタイルの違いなども描かれている。
撮影時には、アレンは俳優にまったく演技指導をしないそうだが、ちょっと風変わりな可愛さが魅力のダイアン・キートンはもちろんのこと、アニー・ホールの、パラノイアっぽい弟役を演じるクリストファー・ウォーケン、主人公のちょっと変わった元ガールフレンドを演じるキャロル・ケインやシェリー・デュバルなど、他の出演者たちも持ち味がうまく出てとてもユニーク。
紹介した台詞は、この作品の冒頭、アルビンが映画館の前でアニーに言うことば。いっしょに映画を見るはずだったが、既に映画の上映は始まっていた。「見過ごしたのはほんの数分じゃないの」というアニーに対し、「映画は途中からは絶対に見ない」というアルビンのこだわりを表わしている。”anal”は、「肛門の」という意味が一般的だが、人を形容する場合には「異常にこだわる」「潔癖」「うるさい」という意味になる。ネガティブな意味合いが含まれている。
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